入れ歯のお手入れ

今月もやってきました!
歯のコラム第11回目です!
もうすぐ1周年!!

今回のテーマは『入れ歯』についてです。
高齢の方、ひどい歯周病で歯がぐらぐらになってしまった方……
歯を失う原因はさまざまですが、1本でも失うと”噛む”機能が低下します
正しく噛めないとほかの歯にもダメージがかかり、食事を摂ることが難しくなってしまいます。
食事をする楽しみや喜びがなくなるとがっかりですよね。

それではしっかり咬むためにはどうすれば良いのでしょうか?
失われた歯の本数や場所、その方の生活環境によって異なりますが、一般的なものとしては、
被せ”、”インプラント”、”入れ歯”等があります。
今回はこの中の”入れ歯”に注目をしたいと思います。
そもそも”入れ歯”とは、人工の歯を並べて使う方のお口(歯茎)に合った、
取り外しのできる装置です。

お口の状態


保険適応の入れ歯


保険適応外の入れ歯


このような人工的な物が口の中に入る……”異物”が入るわけですから、当然違和感もありますし、
馴染むまでは時間もかかるでしょう。
”気持ち悪いから使うのをすぐやめたんじゃ”、”とったり外したり面倒くさい”
そんな声をよく耳にします。

が!!ここで諦めないでほしいのです!!!

入れ歯が”体の一部”になるまで、根気強く慣らす、その気持ちが大切です!
使うにあたり心がけていただきたいことを幾つかあげてみます。

食事について
はじめは味が分かりづらかったり、感覚がつかめない方が多いです。
まずは食べやすい物からゆっくり咬んでいきましょう!

痛みが出たら?
使ってみて痛くなったり、歯茎に強く当たりすぎて傷ができると調整が必要となります。
経過をお聞きしながら少しずつ調整をしますので、決して自分で削ったりしないようにして下さい

寝るときの保管方法は?
新しい入れ歯と一緒に保管するケースを差し上げます。
寝るときは歯茎を休めるために、必ず外してケースに水を張って保管して下さい。
水につけずにいると、変形や壊れる原因になるので注意!
市販の洗浄剤を入れて保管する方が多いようです。

お手入れの方法は?
毎食後には外して水洗いをして下さい!
歯磨き粉で磨くのはおすすめできません。
研磨剤によって小さな傷ができて汚れやすくなりますし口臭の原因にも。
また熱湯だと変形しやすくなるので気をつけてください。
当院では入れ歯専用の歯ブラシを販売しています。

入れ歯が変になってしまった
入れ歯をずっと使っていると『入れ歯がぐずくなったんじゃー』や『歯茎が痛くて』
『洗面所で落として割れてしもーた』。
そんな経験はないですか?
当院では入れ歯安定剤も販売していますが、限界が有ります。
歯を失うと骨は吸収されて、歯茎もついていくので”歯茎が痩せて”見えてしまいます。
そうなると、隙間に食べ物が入って外れやすくなり、安定しなくなります。

入れ歯が入った日には取り扱い方法を説明させて頂き、定期的にメンテナンスをおすすめしています。
”入れ歯”も体の一部として大切に長く使って楽しい食生活を送って頂けるよう、
お手伝いしますので、わからないことは遠慮なくご相談下さい。

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