フッ素で実験してみよう♪

フッ素は歯を強くする薬品として有名です!


主な効果としては

  1. 耐酸性・化粧性の向上
    フッ素が作用し、フルオールアパタイトという非常に安定した結晶構造を持つようになり、歯質が強化され酸に強くなりむし歯になりにくくなります。
  2. 抗菌・高酸素作用
    むし歯菌の出す酵素によって酸がつくられる(歯が溶ける)過程をブロックします。
  3. 再石灰化促進
    唾液中のカルシウムやリン酸を歯に停滞させ、初期虫歯が治ることがあります。

フッ素で実験やってみた!


用意するもの
  1. たまご
  2. お酢
  3. フッ素(9000ppmF)





これからたまごがどう変化するか見てみてください☆



たまごの半分にフッ素を塗りお酢に入れます

  1. たまごに〇と×を書き、〇半分にフッ素を塗ります
  2. たまごをお酢の中に入れます

※なぜお酢とたまごを使ったかというと・・・
たまごの殻は、歯の表面の質と似ているからです
そして・・・お酢は、食事をしたお口の中の酸性化の状態を再現しています



30分後

〇はフッ素をつけて守られているのに対して、×は泡が出てたまごの殻が溶けだしています


1時間後

さらに泡が増えてどんどん溶けていきます

この状態は食事をした後のお口の中で、歯の表面が溶けている事を表します


9時間後

フッ素で塗られている方は表面が守られています


1日経過したたまごの状態です

×の方はすべて溶けてたまごの殻がなくなりました

まとめ


実験で歯の表面(エナメル質)が虫歯(脱灰)になっていく過程がよく分かりました。

フッ素塗布でむし歯予防効果はかなり期待できます!
100%の予防はできませんが、毎日の歯磨きや甘味制限をしながら、一生使う大切な歯をむし歯から守れるように定期的な歯科受診でフッ素塗布を行いましょう。

関連記事

  1. 入れ歯の使い方

  2. 進化した歯みがき剤が歯を守ります!

  3. 防煙教育で子どもを守ろう

  4. ジュースの中に入っている砂糖の量はどれくらいだろう?

  5. 子どもの歯並びをゆがませる姿勢のクセ

  6. 妊婦さんと歯周病&女性と歯周病

PAGE TOP